普段使いのブラウザは Firefox, evernote web clipper は大変便利に使っている． こいつには smart filling といって tag とか notebook を自動で埋めるという機能があるんだが，

これの挙動が外から見えなくて若干気持ち悪いのと，学習してもらうんじゃなくて最初から自分である程度 configure したいという需要があった．例えば

• stackoverflow.com から clip するときには stackoverflow タグをつけて欲しい
• タイトルに python とあったらとりあえず python タグつけてくれれば良い
• その他 (regex) で (なんか) してほしい

で，ちょっと前から自分で拡張書く妄想とかしてたんだけど，今冷静に考えてみれば手許で動いている web clipper のコードにちょっと手を加えるのがどう考えても圧倒的に楽．

求めるコードはどこにあるかというと，多分システムにもよるが僕のでは ~/.mozilla/firefox/[profileの名前っぽいなんか].default/extensions/foobar/ あたり． foobar のところはパッと見ではわからない感じになっているので ag evernote とかして探すとよいでしょう．

でまあそこから tag とか smart とか色々で grep しながら眺めたり掘ったりしていくと， 例えば chrome/content/common/libs/evernote/FF/Popup/FFQuickNoteController.js に行き着いたりします． 全体の構造はまだ全然つかめてないのでなんとも言えんのですが，こんな感じのコードがあって

if ( smartFillingEnabled == Evernote.Options.SMART_FILLING_ENABLED_OPTIONS.ALL || smartFillingEnabled == Evernote.Options.SMART_FILLING_ENABLED_OPTIONS.TAGS ) {
    if ( data && data.tags && data.tags.list && data.tags.list.length > 0 ) {
      for ( i = 0; i < data.tags.list.length; ++i ) {
        this._tagControl.addTag( data.tags.list[i].name );
        anythingSelectedBySmartFilling = true;
      }
    }
  }

みたいな感じの処理をしているところがあって，まあおおよそこのあたりでは tag が足されたりしているわけだ．

というわけで，このあたりにちょっとこういうのを足してみる

var this_url = this._popup.getTabUrl();
var regex_stackoverflow = /https?:\/\/stackoverflow.com\/.*/;
if (regex_stackoverflow.test(this_url)){
  this._tagControl.addTag("stackoverflow");
}

ここに入れるのがどのくらい綺麗なのかはともかく，とりあえずこれで stackoverflow から clip するときには自動でタグがつくようになりました．良かったですね．